キャリステニクスでトレーニングは完結する #プリズナートレーニング
タイショーです。ひょっとしたら、最速のレビューか?(笑)
第1弾*1で「BIG6を中心とした、キャリステニクスの基本」を紹介し、第2弾*2で「グリップ&関節、食生活など」を紹介してきたプリズナートレーニング。その第3弾ということで、公開前から期待していました。(確か2018年秋ぐらいに噂を聞いていたので)
で、この第3弾。タイトルが「監獄式 ボディビルディング」と来ましたよ。確かに原題が「C-MASS(CALISTHENICS MASS)」で、直訳すると「キャリステニクスでの(筋肉)量」とでも言いますかね。ま、とにかく「自重トレで、デカくする」ことですわ。
読む前は「新たなトレーニングメニューが紹介されてるのか?」と思って読み始めたのですが…
rep数、set数を変える
というシンプルなものでした。
第1弾、第2弾で紹介してきたパターンは「運動神経系トレーニング(NERVOUS SYSTEM TRAINING)」で「筋肉系トレーニング(MUSCULAR SYSTEM TRAINING)」は、以下のような違いがあるそうです。
- 運動神経系:低rep、高set
- 筋肉系:高rep、低set
平たく言うと「動かなくなるまで追い込め」ということのようです。確かに今までの筋トレって、そういうイメージでした。それは筋量を多くするトレーニングだった…というこですね。そうなると大事になってくるのが
休息(睡眠)
これは、第1弾、第2弾では「毎日でも(フェーズによっては、朝晩でも)OK」のような感じだったところと、大きく違います。たっぷり休息をとることで筋量が増える…とのことです。少なくとも10時間睡眠?! レム睡眠の時に育つとのことなので、短時間睡眠だとダメですね。筋肉が大きくなる夢を見るよう、たっぷり寝ましょう。
この本で、ちょっとだけわかりにくかったのが「筋力」と「筋量」という表現。原書だと
Strength is built quickest by training the nervous system.
(運動神経系をトレーニングすれば、筋力が早くつく)
Mass is built quickest by training the muscles.
(筋肉系をトレーニングすれば、筋量が早くつく)
となってます。「Strength(強さ)」と「Mass(量)」という単語が分かりやすいのですが、「筋力」と「筋量」だと、いまいちピンとこなかった…というか、それ以外の単語を使いようがないので、仕方ないのですけどね。
トレーニングの「十戒」で紹介されているなかで、一番しっくり来たのが
QUIT EATING “CLEAN” THE WHOLE TIME!
(”きれいなもの”だけ食べようとするな)
やっぱね、コレですよ。筋トレっていうと、プロテインだとかの話になりますが、それ以前に添加物がどうしたとか、無農薬がどうしたとか、食の安全性みたいな話ってありますよね。僕はそこに対しては否定的で「子供の時から、さんざんインスタントラーメン食べて育ってきたのが、今更食の安全って言っても…ね」って思うのです。今手に入る食事を普通にするだけで全然OKなんですよ。
…とまぁ、プリズナートレーニング3部作を読んできて、キャリステニクスで運動神経系のトレーニングも、筋肉(筋量)系のトレーニングも、自由自在ということが分かった今、やはりこのシリーズは「一生もののバイブル」という気がしてなりません。
人生100年は「体が資本」。すべての人に、プリズナートレーニングをお勧めします。
*1:
プリズナートレーニング 圧倒的な強さを手に入れる究極の自重筋トレ
- 作者: ポール・ウェイド,山田雅久
- 出版社/メーカー: CCCメディアハウス
- 発売日: 2017/07/28
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*2:
プリズナートレーニング 超絶?グリップ&関節編 永遠の強さを手に入れる最凶の自重筋トレ
- 作者: ポール・ウェイド,山田雅久
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