考える回数と、知識のストック #読書感想
外資系コンサルの知的生産術?プロだけが知る「99の心得」? (光文社新書)
- 作者: 山口周
- 出版社/メーカー: 光文社
- 発売日: 2015/02/20
- メディア: Kindle版
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山口周さんの本は、何冊か読んでます*1が、この本は結構ギッチリ詰まった本でした。あ、もっと重くて読み切るのを断念した本もあるのですが…汗*2
「99の心得」との名の通り"心得"が満載の本なので全ては紹介しませんが、気になったところだけ。
一般的に「考える」ということは、日常でもよくあることですが、
せいぜい五分程度の思考を、時間と場所を変えて繰り返し行う、ということです。知的生産の総量が、結局のところ思考の総量に比例することは否定しませんが、思考の総量は「考える時間」の量よりも「考える回数」の量によって決まる、というのが筆者の意見です。
とのこと。思い返すと、実感するところもありますね。私はたまに朝にランニングしたりするのですが、時間としては30分ぐらいなのですが、その中でコマ切れで考えることが結構的を射たりすることが多く。(あ、ランニング中の思考で考えがまとまりやすいという効果もあるようですが)
そんなアイディアも、普段の情報インプットがあってこそ…なのですが、
日常生活の中で感じる素朴な疑問をメモしてみましょう。筆者の場合、常に小型のモレスキンの手帳を持ち歩いていて、ふっと疑問に思ったことを書きとめるようにしています。この「ふっ」は、いつやって来るかわかりません。だから会社に行くときも旅行に行くときも飲み会に行くときも、必ずこの手帳を持ち歩くようにしているので、外出時などに忘れてしまうと、「しまった!」と思って落ち着かなくなります。
アナログの素早さというものは、何物にも代えがたいというのはありますね。スマホのEvernoteを立ち上げてる間に忘れちゃったりすることも多く。(笑)
私は最近、物忘れがひどいというか、物覚えが悪いというか、なかなか覚えられないことに引け目を感じていたりしましたが、
筆者が提唱したいのが、イケスを作って、そこに情報という魚を放す、というアプローチです。
この一節を読んで、すこし気が軽くなりました。前述の手帳でもいいし、Evernoteでもいいし、メモっておくことであとで検索すればいい…というやり方であれば、気持ちの負担も減ります。検索…という機能を存分に使うためには、Evernoteのようなツールが良いのでしょう。
という、読書感想をブログに書いておく…というのも、私の中では「記録」ですね。たぶん忘れると思うので、自分のブログをたまに読み返します。
*1:
世界のエリートはなぜ「美意識」を鍛えるのか? 経営における「アート」と「サイエンス」 (光文社新書)
- 作者: 山口周
- 出版社/メーカー: 光文社
- 発売日: 2017/07/19
- メディア: 新書
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*2:
武器になる哲学 人生を生き抜くための哲学・思想のキーコンセプト50
- 作者: 山口周
- 出版社/メーカー: KADOKAWA / 中経出版
- 発売日: 2018/05/18
- メディア: Kindle版
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